ママのカラダ
妊娠中の心配ごと[手足]
> 手足がむくみやすくなりました。
> 朝起きた時に、手足がしびれたような感じがします。
> ふくらはぎに血管が浮き上がり、ところどころ盛り上がっています。
> 手足が毛深くなりました。
> 足がよくつります。
- 手足がむくみやすくなりました。
- 足のすねの部分を指で押すと、すぐに戻らずにくぼみがつくことがあります。これが「むくみ」。血液中の水分が血管の壁からしみ出て、皮膚の下にたまった状態です。両手指が曲げにくくなることも。水分を摂取しても尿が排出されないと、体に水分がたまり、むくみを引き起こします。
むくみを感じたら、足の下にクッションを置くなど、足を高くした姿勢で寝ましょう。また、体の左側を下にして横向きに寝ると、子宮が下大静脈を圧迫するのを防いで、下半身から心臓へ戻る血液の流れが良くなり、むくみに効果があります。また、塩分を取り過ぎないような食事を心がけましょう。
- 朝起きた時に、手足がしびれたような感じがします。
- 血液の流れが滞ったり、体の水分が妊娠前より割増しになるなど、ママの体はむくみがち。その影響で、起きた時などに指が動きにくくなったり、しびれ感があったり、感覚が鈍くなる場合があります。これは、眠っている間は血液の流れが遅くなり、むくみが起こりやすくなるために生じる症状です。出産後、むくみの解消とともに自然に治ります。しばらく指を開いたり閉じたりして、治るようなら心配はいりません。
対処法としては、マタニティスイミングなどが効果的です。血液の流れが良くなり、体を楽に動かすことができるようになります。寝る時に足を少し高くしておくのもよいでしょう。
また食事面では、鉄、亜鉛、カルシウムを摂取すると軽減されます。塩分はむくみを増長させるので、控えましょう。
ビリビリと痛みを伴うようなら、頚椎椎間板ヘルニアなどの可能性も。
- ふくらはぎに血管が浮き上がり、ところどころ盛り上がっています。
- 妊娠中期以降、大きくなった子宮が下肢の静脈の流れを妨げると、足などに静脈が浮き上がって、こぶのようなものができることがあります。これを静脈瘤といいます。増加した黄体ホルモンの影響もその原因と考えられています。静脈瘤は、足や外陰部、膣周辺などにできますが、産後は自然に治ります。
休む際は足を高くしたり、フットバス、青竹踏み、サポートストッキングを使うなど、血液の循環を促しましょう。
- 手足が毛深くなりました。
- 妊娠するとさまざまなホルモンが多量に分泌され、特に体毛は、ホルモンの影響を受けます。腕やすねの毛、陰毛などは濃くなりますが、眉や髪の毛は薄くなったり、抜け毛が目立つことも。
産後は自然にもとに戻るので、心配ありません。
- 足がよくつります。
- ふくらはぎの筋肉が痙攣することをこむらがえりといいます。筋肉の疲労や、カルシウムやビタミンなどのミネラル不足が原因で起こります。また、妊娠中は子宮が下半身を圧迫するので、血液の流れが悪くなることも原因の一つ。
足のマッサージやストレッチをして、足を冷やさないように心がけましょう。そして、筋肉の疲労回復に効果のある、ビタミンB1が多く含まれる食材(大豆・レバー・豚肉・サツマイモなど)を摂取しましょう。
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