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コミュニケーション[子育てエッセイ]
2才1〜2ヶ月

可能性を伸ばす子育て

自分なりのこだわりが強なってきた子どもたち。好きな物は好き。それ以外は嫌。そんな意思表示もはっきりします。バランスよく育って欲しいと思う親心は、好きな事以外にも目を向けて欲しいと望みますが、子どもたちはなかなかそれを受け入れてはくれません。

イメージ
もうすぐ3才になろうとしている長男の生活ぶりを見ていると、毎日の積み重ねがその子どもの興味を育て、得意な分野となることは確かだと実感している。
1年ほど前、2才になったばかりの長男がショベルカーひと筋に興味を持っていて、絵本からおもちゃから、すべてがショベルカーで埋め尽くされ、果ては針金でショベルカーを作ったりまでしていた。他への興味を持たせたいと思い、別の方面の絵本など読み聞かせたが、その時は全く受け入れようとしなかった。
このままでは偏ってしまうのではないかと悩んで相談したところ、「そのことに関して充分広げてあげればいい」とのアドバイスに納得して、様子を見ていたら針金がきっかけで独特の遊びが広がっている。
父(子どもにとっては祖父)の仕事だった水道工事の工具がいっぱいある倉庫が遊び場。倉庫に入ると食事もいらないというくらい、遊びに没頭。祖父の影響で私以上に専門用語を使い、吸収力の良さには日々驚いている。祖父も倉庫に入り、孫の遊びを存分に広げてくれるので、感謝。家の中では「あれもダメ、これもダメ」になりがちだが、倉庫ならOK。
針金に、パイプ、棒、釘、金づち、紐が加わって、何やら組み立てている。家の中でも、引き出しに紐をはさみ、おもちゃとつなげては「配線してる!」と得意顔。公園に行っても、遊具より、棒を持ち歩き、並べてみたり、差してみたり、創造力は祖父のおかげでかなり育っていると満足しています。
(Yくん 2才11ヶ月 K.Iさん)


子どもが興味を持っていることが、親に受け入れやすいことなら問題ないのですが、車や電車に興味を持ちすぎると、特に男の子は執着しますので、もっといろいろなことに興味を持って欲しいと思われるママが多いようです。ですが、興味があることの中には、子どもにとって何にも代え難い輝きがあるのです。それを大切にすることによって、はじめて次の世界が広がっていきます。

今、自分が何がしたいのか解らないという青年が増えていますが、幼い頃に興味があることにとことん取り組んだ経験がないのかもしれません。漠然と好きだなと感じていることの中から、本当に求めている宝物を掘り起こしていくことは、幼いときから始まっている大事な体験なのではないでしょうか。
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