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子どもの健康
感染症[りんご病]

起こりやすい時期 : 3ヶ月~

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伝染性紅斑は別名「りんご病」とも呼ばれ、突然、両側の頬が紅くなって、りんごのように見えるのが特徴です。1~2日すると発疹は腕や足にもあらわれ、真ん中が薄く、周りが赤いレース模様のようになります。

熱は出たとしても微熱程度で、発疹も1~2週間でおさまります。子どもの場合は症状が軽く、2才以下の赤ちゃんがかかることはほとんどありません。但し、大人がかかると、熱や関節痛などの症状が強いのですが、特に妊婦の方は流産の原因になることがあり、注意が必要です。


原因
りんご病の原因は、ヒトパルボウィルスというウィルス感染によって発症します。幼児期~学童に多く、春から初夏にかけて流行することが多いようです。感染経路は飛沫感染が主で、潜伏期は6~11日、発疹出現までは16~18日です。
但し、感染力があるのは発疹が出る前1週間くらいで、発症した時点ではすでに感染力はなく人にはうつらないため、皮膚症状のみであれば幼稚園や学校を休む必要はありません。


症状
主な症状
りんごのような赤い頬
頬のほてり
まだらやレース状の赤い発疹
微熱
かゆみ


突然、両側の頬が紅くなって、りんごのように見えるのが特徴です。次の段階として、腕や太ももに赤いまだら模様やレース状の発疹が出ます。発熱することはまれで(10%前後)、発熱の程度は通常37~38℃までです。
発疹には時々かゆみを伴い、出てから4~5日たった頃には、通常、跡を残さずに消えて無くなります。まれに、発疹の再発があり、発疹期に関節痛がみられます。


治療・対処法
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有効な予防接種もなく、特別な治療薬もないので、治療は特に必要ありませんし、安静にするほどの病気でもありません。普段どおりに生活をして構いません。但し、発病したら一度はお医者さんでみてもらい、高熱が出たり、かゆみがひどい場合は再受診して、医者の指示に従いましょう。流行時期には人ごみをさけることも肝心です。

入浴したり日光に当たると、かゆみが強くなることがあります。発疹が出ているときは、日光は避けて家の中で過ごしましょう。食事についても特に気を付ける必要はありません。

発疹はかゆみを伴う場合があるので、爪は短く切っておきましょう。かゆみが強いときには、かゆみ止めの薬が処方されることがあります。

妊娠12~20週までの妊婦がりんご病に感染すると、胎児水腫の心配があります。これはおなかの赤ちゃんが重症の貧血になり、心不全から体が水ぶくれになり、赤ちゃんの命にもかかわるこわい病気のため、りんご病の流行時期には、風邪をひいている人には近づかないことが肝心です。
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