栄養と食事
妊娠中の栄養と体重管理
妊娠をきっかけに、今までの食生活を見直すママは意外に多いものです。出産の後の授乳期間も食事は重要!その後も、赤ちゃんが大きくなるまで、食事やおやつ、そしてお弁当も作っていくわけですから、これを機に「食」について勉強しておくのはとてもよいことです。
まずは、出産までの適正カロリー、塩分量、正しい食習慣を身につけ、安全な出産につなげましょう。また、妊娠中のトラブルは、食事に気をつけることで次第によくなっていきます。
たとえば、貧血にはレバー、ひじき、小松菜などの「鉄分」。便秘には緑黄色野菜や根菜、豆類、海草類などの「食物繊維」を補いましょう。
なかなか思うような解消法がないつわりも、ビタミンB6をとれば、症状が軽減されるといわれています。レバーやサバ、イワシ、緑黄色野菜など、食べられる時には積極的にとってみましょう。
塩分制限やカロリー制限を守っていれば、より安産に近づくことができます。
1日の塩分は8g以下、カロリーは2,000kcal前後という食事のとり方は、今まで通りの食生活を続けていると、守ることが難しいかもしれません。日々の努力が必要です。
出産の後は、すぐに授乳が始まります。
その期間、赤ちゃんは母乳のみで栄養をとるので、ママ自身がコンビニ弁当やカップラーメン…というわけにはいきません。タンパク質・ビタミン・ミネラルの3栄養素は必要不可欠。肉・魚・卵・豆腐類などのタンパク質は、バランス良くとることが理想的です。
また、ママは出産で増えた体重を元に戻さなければなりません。そのために、カロリーを減らすのは効果的ですが、育児には体力が必要です。無理なダイエットをすれば体に負担がかかり、体調を崩してしまうことも…。必要な栄養をしっかり取り、糖類や脂肪を控えた食事を心がけることが大切です。
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