コミュニケーション[子育てエッセイ]
1才7~8ヶ月
私、試されているのかも・・・
反抗期真っ最中のお子さんもいらっしゃるでしょう。
まだできないことばかりをやりたがり、手を貸してあげようとしても、
「イヤ!」、 「ダメ!」、 「自分で!」・・・。
できないことをやってあげたくなるのが親心ですが、子どもはできないことしかやりたがらないのです。もうできるようになったことなど、興味なし。
そして、できないことはやらないとできるようにならないのです。しかし、子どもがやりたがっている時が成長のチャンスです!
できるようになったらやらせてあげる、というのは子どもの成長のチャンスを奪っていることになります。
子どもの性格はいろいろなので、落ち着いて取り組む子もいれば、急いでやろうとしてできないことにイライラしてしまう子もいます。どんなタイプの子でも、まず見守って「できない」と諦めてしまう前に手助けをして、達成感を持たせる事が大切です。
そして、この反抗期の時は子どもは親の鏡であることを突きつけられる場面も多いでしょう。
子どもは、本当に親のことをよく見ています。そして、親にとって痛いところをどんどんと突いてきます。子どもは遠慮がなく、時に残酷なまでに親の弱点を攻め、「こんな私だけど、僕だけど、本当に愛してる?」と本気で自分の気持ちをぶつけてきます。親の気持ちや覚悟が試されている、そう感じることもあるかもしれません。親も本気で向き合う時です。
子どもの反抗に合うと、親も同じ勢いで返してしまいがちですが、それでは親も子も意地になります。親の本気とは、見守ること。そして、時に反抗し時に甘えてくる、子どもの気持ちの揺れを受け入れることです。
親にとっても試練の時ですが、この反抗期を乗り越えた時、親子の信頼関係はぐっと深まっています。