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気くばり
1才11~12ヶ月

叱るときには感情で叱らず、ポジティブメッセージを取り入れて。

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しつけは子どもが悪いことや悪い考え方をしないように、親としてのメッセージを根気良く伝えていくことであり、親の考えに従わせるように子どもをコントロールすることと間違ってはいけません。
子どもより長く生きている分、知識が豊富で様々な考え方ができる、人の気持ちを思い遣れる・・・・しつけとは、そんな思いを子どもに伝えていくことでもあります。
しつけには道徳的ルールと習慣的ルールがあり、道徳的ルールは誰でも、どういう場合でもよくないこと。習慣的ルールは、皆が気持ち良く過ごすためにこうした方がいいといういわゆるマナーです。これとは違って、「食事の時はテレビを消す」とか「○時までに寝る」といったことは私的ルールです。
私的ルールをたくさん作ってしまうと、大人でもそうですが子どもはもっと窮屈に感じます。「約束は守ろう」ということはメッセージとして伝え続けることは大切ですが、全てを守ることができなくなり、ママも子どもも余裕がなくなってしまい、親子関係がギクシャクすることにもなりかねませんので、"ここだけは譲れない"という私的ルールは最低限にしましょう。

子どもが小さい頃はコミュニケーション能力が未熟ですから、お友達にうまく伝えられず、ついつい手が出てしまう子もいます。おもちゃを取りあったり、叩いたり、つねったり、噛んだりする子もいるでしょう。危険な行為を制止するのは大切なことですが、両親の過度な庇護によってトラブルを避け続けても、友だちとの関係性を学ぶことができません。子どもの多少のケンカは親自身がグっと我慢する姿勢も必要になります。

小さなころは基本的に自分のことしか考えられず、気持ちのままに行動します。自分の子どもが他の子どもからおもちゃを取り上げてしまったら、「おもちゃで遊びたかったのに、取っちゃったから泣いているよ?」と相手に注意を向けさせましょう。
お友だちもおもちゃで遊びたかった、取られて泣いているなど、相手の気持ちに気付かせてあげることで、子ども自身が自分のしたことを考えられるようになります。大切なことは感情で叱らないことです。行為を叱っても、本当はどうしたら良かったのかは子どもに伝わりません。1才くらいの子でも、親の感情をしっかり受取れますから、怒鳴ってやめさせるよりも、子どもが自ら判断できるようにしてあげましょう。
例えば、泣いているお友だちをなぐさめたり、おもちゃを貸してあげたりした時など、相手にとって子どもが良い関わりをした時に褒めてあげて下さい。子どもが相手にとって良い関わりをした時にうんと褒めてあげるのです。そういった積み重ねによって子どもは良い行為をしたと理解し、学んでいきます。

「ダメ、いけない」と制するのではなく、「こうした方がいいよね、こうするといいね」といったポジティブメッセージに変えて伝えていきましょう。
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