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子どもの健康
骨・筋肉[漏斗胸(ろうときょう)]

起こりやすい時期 :

漏斗胸とは、胸の真ん中が凹んでいるもので、生まれたときから凹んでいる子、成長につれて目立ってくる子がいます。
家族内発生があり、遺伝性があるとされています。


原因
胸の中央にある胸骨が内側に曲がっているために起こります。男児に多く、遺伝的な骨の異常とされています。
また、反対に胸骨が外側に曲がっていると「鳩胸」になると考えられます。
基本的には進行性のものなので、年齢の経過とともに凹みは進んでいきます。


症状
主な症状
胸骨が内側に曲がっている

漏斗胸の場合、美容上の問題以外は症状はほとんどありません。
ただし、ある程度の凹みがある場合、前胸部の陥没により心臓が圧迫されて肺が膨らみにくくなることもあります。
これが風邪をひきやすいといわれる所以です。これも成長とともに目立たなくなってくることが多いようです。
また、心臓が本来の位置からズレるため、心電図に異常をきたす場合もありますが、心臓の機能的に低下することはあまないようです。
また、扁桃腺の腫れを合併している場合があります。こういった場合、扁桃腺を治療することで、凹みが改善したといったこともあるようです。


治療・対処法
胸部のレントゲンや胸部のCT検査を行い、程度や合併症など客観的に評価し、程度にあった治療法を見つけていきます。
軽度の場合は、水泳などの運動で胸筋を鍛えることで改善する場合もあります。
凹みが強い場合、将来にわたりコンプレックスを持つ可能性が考えられる場合は手術を行います。手術法としては、

●胸骨翻転法:変形した部分の肋骨をひっくり返す(最近はあまり行われていないようです)

●胸骨挙上法(ラビッチ法):変形した軟骨を切除して胸骨を挙上する

●ナス法:陥没している胸骨の裏側に金属を入れて、裏から前方へ胸骨を押し出して矯正


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