子どもの健康
新生児トラブル［新生児（生理的）黄疸］
起こりやすい時期 : 生後数日～
胎児の時に必要だった赤血球が、誕生して呼吸が出来るようになったことで余りが出ます。これが壊れてビリルビンとなり、そのビリルビンを肝臓が対処しきれずに色素が目や皮膚に沈着することで、目や皮膚が黄色くなります。
原因
胎児の頃は自分で呼吸が出来ないので、体内に赤血球が沢山あります。しかし、生まれて自分で呼吸が出来るようになると、胎児の頃ほど赤血球は必要なくなります。
そして、必要なくなった赤血球が破壊されることで出るビリルビンは本来肝臓で処理されるのですが、新生児は肝臓機能もまだ未熟なため、対処しきれず、血液中のビリルビン値が上がることが原因となります。
症状
主な症状
皮膚や目の色が黄色くなる
皮膚や目の色が黄色くなります。５～７日がピークとなりますが、１～２週間で改善されていきます。生理的な現象なのでとくに心配はありません。
治療・対処法
生理的なものなので特に治療はしませんが、黄疸が高度な場合は
光線療法を行う場合もあります。
ひとことアドバイス
～ママができる黄疸予防～
★ 母乳を出来るだけ早くにあげて、どんどん授乳していく！
★ 胎便を早く出すようにする！（胎便にはビリルビンが多く含まれているので早く出すように）
そのためにはやっぱり母乳授乳が大切なポイントになります！
