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子どもの健康
感染症[溶連菌感染症]

起こりやすい時期 : 3ヶ月~

イメージ
A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)という細菌がのどに感染して、のどの痛み、高熱、嘔吐を伴って発症します。頭痛・腹痛・倦怠感・頚部のリンパ節腫脹などの症状がみられます。
潜伏期間は2~4日で、頬(口周囲を除く)、首から体、四肢に細かく紅い発疹が拡がり、舌はイチゴのようになります。子どもの60~70%は一度は感染するという疾患ですので、必要以上に過敏になることはありません。2~3才から学童期にかけて多く見られる病気ですが、まれに赤ちゃんにも感染することがあります。


原因
A群溶連菌の感染が原因となり発病します。感染は1年を通してみられますが、咳・くしゃみによる飛沫感染が主で、空気が乾燥して咽の粘膜に菌が付きやすくなる11月末から春先にかけて多くなります。


症状
主な症状
急な39度前後の高熱
のどちんこや扁桃部分の赤い腫れ
赤い細かなかゆみを伴う発疹
嘔吐
頭痛
腹痛
イチゴのように赤くプツプツザラザラした舌(イチゴ舌)
手足の皮がむける


急に38~40度の高熱が出て、咽の腫れや痛みがあります。体中に粟粒大の発疹ができ、舌がイチゴのように赤くプツプツ、ザラザラとした状態(イチゴ舌)になることもあります。舌は発病直後は白いコケに覆われたような状態となりますが、その後、イチゴ舌へ変化します。
発疹は出始めてから3~7日で消え、その後、手足の指の先から皮がむけてきます。熱が下がって発疹が消えれば治ったと思ってよいでしょう。
しかし、初めから明らかな症状が出るというより、鼻水・咳・咽の痛みなど一般の咽頭炎や風邪の症状だったものが、なかなか症状が改善しない・微熱が続いて平熱にもどらない・元気がでないということで、咽頭粘膜の検査を試みてみたところ溶連菌が発見されるということもしばしば見受けられます。


治療・対処法
治療は菌に有効な抗生物質の服用です。これで熱は1~2日で下がり、発疹も軽快、のどの痛みも1週間以内でおさまります。早い時期に適切な抗生物質を使うと、熱は3日ほどで下がり、典型的な経過をたどらないこともあります。
合併症を防ぐために、10~14日間の服用が必要となるため、快方したからといって、医師の許可なく服用を勝手に中断せず、必ず処方された分の薬を飲みきることが大切です。合併症の早期発見のために、適宜、尿検査が行なわれますので、医師の診察を指示どおりに受けることも大切です。

大人でも何度でもかかる病気ですので、家族にもうつります。兄弟や親に同じような症状が出てきた時は速やかに受診をしてください。

食べ物は熱いものやすっぱいもの、味の濃いものはのどの痛みを増幅するので避けましょう。のどごしの良いもの、刺激の少ないものを中心に食べさせましょう。水分補給も欠かさずに。熱がなければ入浴しても構いません。

3日以上たっても高熱が下がらない、咳がひどくなる、元気が無くなり顔がむくんでいるように見えるなどの時は、別の病気が考えられますので、受診して薬を処方されている場合でも、再度お医者さんで診てもらうようにしましょう。
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