ママのカラダ 0〜1ヶ月
出産という大仕事を終え、急速に体が回復していきます。
動けるからといってもまだまだ通常の体ではありません。
くれぐれも無理をしないように。
出産を終えた後、子宮が元に戻るまでの6～8週間を産褥期といいます。
体の回復状態は、子宮の復古状態・悪露・外陰部の傷で見ます。出産の1ヶ月後に産褥健診がありますので、気になることや心配なことは些細な点でも医師やスタッフに相談しましょう。
但し、
● 出血・悪露が3週間以上続く
● 頭痛、目がチラチラする
● むくみ
● 息切れ、疲労感
● 腱鞘炎
● 発熱
などの症状がある時は、健診を待たずに速やかに受診しましょう。
子宮復古
妊娠中に最大通常の1000倍以上にも広がった子宮は、出産後急速に収縮します。出産後数日はこの急速な収縮のため、痛みを感じることがあります（後陣痛）。出産直後はお腹の上から触れることができた子宮は、2週間もすると触れなくなり、1ヶ月くらいで元の大きさに戻ります。
悪露
産後1週間は、子宮壁や産道の傷の出血、リンパ液が混じった「悪露」という血のかたまりのようなものが、生理のように出てきます。
産後2～3日間は量が多く、粘り気のある血液のような状態ですが、子宮が回復するにつれ出血の量も減り、赤→褐色→黄色→白というように色が変化してきます。個人差はありますが、多くは4週間ぐらいで普通のおりものになっていきます。悪露に色がついている間は消毒しましょう。
外陰部の傷
会陰切開や自然亀裂でできた外陰部の傷は、産後2～3日まで痛みを感じます。
2週間くらいは、座った時に違和感があるかもしれませんが、ドーナツクッションなどを当てるとかなり楽になります。
産後2週間位はできるだけ横になり、赤ちゃんのお世話と自分の身の回りの生活にとどめるように、ご家族にも協力してもらいましょう。
4週目くらいから床上げをし、無理をしない程度に徐々にもとの生活に戻していきます。
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