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体を動かした後によくお腹が張ります。: お腹の張りは、子宮の筋肉が収縮を起こし、妊娠期間中誰もが感じるもの。お腹を触ってみれば、かたくなっているのが分かります。腕の力こぶを作った時に筋肉がかたくなるように、子宮が収縮してお腹が張ってくるのです。
しばらく安静にして治まる張りは、生理的なものなので全く問題ありません。またお腹が張っても、1日に10回以下なら心配ありません。逆子の場合もお腹が張りやすくなります。
一方、何もしないのに頻繁にお腹が張り、安静にしても治まらない場合はかかりつけのお医者さんへ行きましょう。
休む場合は、体を左右どちらかに向けて安静にしてください。仰向けの姿勢は、血圧が下がるだけでなく、かえってお腹が張りやすくなることがあります。そのあと深呼吸するなどして、リラックスを心がけてみましょう。
それから、排尿や排便を我慢しないように。トイレタイムを随時とるように心がけましょう。便秘でお腹が痛くなることもあります。もしも薬を飲む場合は、市販の便秘薬ではなく、必ず医師の処方したものを使うようにしてください。

妊娠初期です。お腹が張り、少し出血がありました。: お腹の張りと出血には注意してください。21週目までは、切迫流産の可能性も。切迫流産は、少量の出血と下腹部の軽い痛みで始まります。安静を保てば妊娠を継続できるので、落ち着いてお医者さんへ。
この症状が妊娠末期に起こった場合、常位胎盤早期剥離（胎盤が出産前にはがれてしまうこと）なども考えられます。
この場合、強い腹痛や冷や汗などのショック症状があり、お腹もかたく張ります。早急にお医者さんに連絡してください。
また、妊娠末期に規則正しいお腹の張りや出血が起こった場合、おしるしの可能性があります。出血がなくても陣痛が始まる場合もあるので、お医者さんに行きましょう。

明らかに出血しています！どうしよう！: 出血の量が次第に増えて、陣痛のような規則的な痛みを伴う場合は、切迫流早産の危険性があるので、すぐに診察を受けましょう。持続的で激しい痛みを伴う場合は、常位胎盤早期剥離の可能性も考えられます。
臨月期に入ってからの出血の場合、出産を知らせる「おしるし」であると考えられます。これは、お産が近づき子宮口が開いて、子宮頚管の出口を封じていた、血液状の粘液が出てくるものです。
通常、陣痛が始まる前に見られますが、お産が始まってから出たり、反対に1週間以上たってもお産が始まらないこともあります。
粘液に血液が混じっている程度だと想像していると、意外に血液の量が多くて驚くことも。おしるしの場合は、持続的な出血ではないのでそれと判断できるでしょう。
いずれにせよ、妊娠中に起こる出血は異常事態と考えて、気づいたらすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

いよいよ臨月に入りましたが、お腹が小さくなったような気がします。: 妊娠後期になると、お腹が小さくなったように感じることがあります。これは、赤ちゃんが小さくなったわけでも子宮が収縮しているわけでもありません。
赤ちゃんの頭が骨盤の中へ下がってくるので、お腹が小さく感じられるのです。特に心配することはありません。

妊娠線ができるのではないかと心配しています。: 妊娠線は、皮下脂肪の増大と皮膚とのバランスが崩れることによって起こります。お腹を中心に赤黒い筋があらわれ、かゆみを伴います。妊婦の90％が経験する生理現象です。妊娠後、跡は白く目立たなくなるので、心配はいりません。
気になる場合は、肌に刺激の少ないオリーブオイルなどでマッサージするのがおすすめ。かゆみに関しては、市販の抗ヒスタミン剤入りの軟膏を塗ると緩和されます。ステロイド軟膏が処方されることもあります。ただし、湿疹を伴い重症の時はお医者さんに相談しましょう。

お腹がひどく痛みます。触ってみると、かたい部分があるようです。: お腹が部分的にかたくなったり、持続的に激しく痛むことがあります。この場合、まれに胎盤がはがれている常位胎盤早期剥離の可能性があります。早急にお医者さんに連絡し、診察を受けてください。
場合によっては、緊急帝王切開でのお産になることもあります。

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