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ママの健康 カラダの心配事Q&A[胸部]

> 乳首が黒っぽくなったままです。いつになったら戻りますか?
> 乳輪が大きくなってしまいました。
> 脇の下あたりにしこりができて、少し痛みもあります。
> 乳首の先に白いカスのようなものがついています。
> おっぱいが足りないようで、30分も経たないうちに欲しがって泣きます。
> おっぱいが張って痛みがあります。
> おっぱいにしこりを発見しました!
> 乳首が切れて痛く、授乳が苦痛です。
> おっぱいが腫れて痛みます。熱もあります。


乳首が黒っぽくなったままです。いつになったら戻りますか?
妊娠中と産後、乳首は授乳に備え、メラニン色素により黒ずんできます。脇の下、おへその周りなども同様です。これは生理的なもので、授乳期間が終われば元に戻るので心配いりません。
乳輪が大きくなってしまいました。
妊娠中と産後は授乳に備え、乳輪が大きくなります。これは、赤ちゃんがおっぱいを見つけやすいようにするためとも言われています。授乳が終われば元に戻るので、心配いりません。
脇の下あたりにしこりができて、少し痛みもあります。
おっぱいが膨らみ始めると、脇の下やお腹に小さなしこりやふくらみができます。これを副乳といいます。本来、哺乳類の乳房はたくさんありますが、人間は進化して2つの乳房だけになったのです。このしこりは、進化の名残からできるものなのです。生理になると小さなしこりができたり、痛くなることもあります。
しこりが大きい場合や痛みを感じる時は、冷たいタオルを当てたり、マッサージをしましょう。そこから本当におっぱいが出ることもありますが、副乳には母乳が出る乳口がないことも多く、なかに乳汁がたまって乳腺炎を起こす可能性も。その場合はお医者さんに相談しましょう。
乳首の先に白いカスのようなものがついています。取っても大丈夫?
授乳の期間になると、乳頭に垢がたまったり、ブツブツができたりします。湿疹は多少出ますので心配する必要はありませんが、垢や分泌物の方は、詰まった状態が長く続くと、赤ちゃんに不衛生なだけでなく、乳腺炎を引き起こす原因にもなります。
トラブルなく母乳で育てるには、乳房の手入れが大切です。お風呂に入った時、柔らかい布にオリーブオイルなどをしみ込ませて、拭き取るようにおっぱいマッサージをする習慣をつけましょう。
おっぱいが足りないようで、30分も経たないうちに欲しがって泣きます。
原因として考えられるのは、ストレスと、授乳回数の減少など。
母乳は、乳頭に刺激が与えられると、ホルモンが分泌され、乳汁が作り出される仕組みになっています。たとえ出なくても、産後2週間で赤ちゃんによく吸わせることが、おっぱいをよく出るようにするコツです。
大脳皮質から送られる刺激も大きく影響するので、ストレスや悩みがあると、母乳を抑制してしまいます。音楽を聴くなどして、気分転換をはかるように心がけましょう。
また、片方のおっぱいの出だけが悪い場合、出のよくない方のおっぱいから吸わせてみましょう。そして片方を3~5分吸わせたら、もう片方を3~5分というように、左右を小刻みに変えて授乳すると、改善されることがあります。
おっぱいが張って痛みがあります。
母乳育児の場合、妊娠中以上に、栄養バランスを考えた食事をとりましょう。その際、おっぱいの状態に合わせる必要があります。特に産後3~5日目は張りやすいので、水分・カロリー・糖分の多い食事は控えめにしましょう。しこりが痛んだり、乳腺炎で熱が出た時も同じです。
おっぱいの出が悪い時は、味噌汁やすまし汁、野菜スープなどの汁物やお茶をたくさん飲んで、水分を十分にとるように心がけましょう。そうすることで、おっぱいの出がよくなります。
おっぱいにしこりを発見しました!
乳房にできるしこりの9割近くは、乳腺症など良性のしこりです。
授乳期の人の場合、母乳がうっ滞し、乳腺炎を起こしていることも考えられます。これを改善するには、うっ滞した乳汁を赤ちゃんに吸ってもらったり、マッサージをするとよいでしょう。
乳腺症によるしこりの場合、女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌の影響を受けています。そのため、月経前になると大きくなり、月経が終わると小さくなるという特徴があります。多くの場合は、母乳がうっ滞したとき同様、マッサージすることで改善できますが、痛みや熱を伴う時は、お医者さんに診てもらいましょう。
乳首が切れて痛く、授乳が苦痛です。
赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、乳首に水泡ができることがあります。また、それが破れて、乳首に亀裂ができることも。ここに細菌が入ると、乳腺炎を起こしやすくなります。
飲ませ方を変えることで、問題は解決します。出産した産院の助産師さんに相談してみましょう。
おっぱいが腫れて痛みます。熱もあります。
おっぱいが赤く、腫れや痛みを伴う症状を、乳腺炎といいます。乳腺炎は、乳腺がふさがり、乳汁や乳頭の傷に細菌が感染して起こります。
予防・対処法として、授乳の仕方に気をつけましょう。まず授乳前に手と乳房、乳頭をきれいにし、授乳がスムーズにいくようにマッサージします。なるべく頻繁に、充分飲ませてあげましょう。これで、初期であれば、かなり緩和できるはずです。
但し、激しい痛みに高熱と寒気が伴うようなひどい症状の場合は、早急にお医者さんで治療を受ける必要があります。
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