カラダのケア
逆子体操
妊娠中期まで、赤ちゃんはお腹の中で活発に動き回っていますので、逆子に見えてもそれほど心配はいりません。後期までにほとんどの赤ちゃんは体の向きを変えます。30週を過ぎてなお、赤ちゃんの頭が上にある場合、逆子体操などをすすめられることがあります。
※最近では破水産の危険性等の理由から、逆子体操を推奨しない産院も増えているようです。
逆子体操を行う場合は、必ずかかりつけのお医者さんや助産師さんにご相談ください。
逆子を治すには、「胸膝位」というポーズがよいといわれています。毎日、昼と就寝前に行い、赤ちゃんが動きやすくするものですが、お腹が張ったり、つらくなったら、無理に体操を続ける必要はありません。必ずお医者さんの指示を受けてから行ってください。できるだけお腹が張らないよう、楽な姿勢でいることがいちばん。家にいる時は、腹帯をとってお腹をやわらかくしておきましょう。
逆子体操は、あらかじめ腹帯をとっておいて、お腹がやわらかい時に行います。
基本姿勢は、顔は横向きにして、肩と胸と膝から下を床につけます。両膝の間は握りこぶし一つ入るくらいあけて。お尻を高く上げ、ひざは直角に曲げ、太ももと床が90度になるようにします。この姿勢が正しくとれているか、パパにチェックしてもらいましょう。
この基本姿勢を10~15分保ちます。息苦しいなど、異常がある場合は、5分くらいから始めてみましょう。
基本姿勢をした後、赤ちゃんの背中側が上になるように、右側、または左側を下にして30分~1時間休んでください。赤ちゃんが動きやすくなって、回り出します。
毎日、昼1回と就寝前に1回行い、健診ごとに逆子が治ったかどうか診てもらいましょう。