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新生児のお世話術 おっぱい

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母乳育児には、赤ちゃんにとって多くのメリットがあります。

●スキンシップによって、ママとの絆を深めることができる

●赤ちゃんに必要な栄養素がすべて与えられる

●乳には免疫物質がたくさん含まれているため、病気から赤ちゃんを守ることができる

●アレルギーを起こしにくい

●赤ちゃんがおっぱいを吸うたびに子宮が収縮するため、産後の回復が早まる

●母乳を作るのにカロリーを多く消費するため、産後、体重を戻すのがラク

●衛生的、経済的で手間もかからない


母乳を出すために重要なのは、赤ちゃんがママのおっぱいをどれだけたくさん吸うかどうか。赤ちゃんがおっぱいを吸う(刺激する)ことで、ママの体で2種類のホルモンが分泌され、母乳をスムーズに作る働きをします。それを繰り返すことで、体内で母乳を作る働きが活発化するのです。赤ちゃんはおっぱいを上手に飲もうとし、ママの体はおっぱいを作り出そうとします。そこで、欲しがるたびに飲んでもらうことで、赤ちゃんとママとのテンポが合ってきます。
赤ちゃんも慣れていないので、上手に吸えないこともありますが、助産師さんに正しい抱き方、吸わせ方を教わりながら、コツをつかみましょう。


授乳の前に手を洗い、乳首の周りをきれいにする。

まんべんなく母乳が出るように、乳輪ごと口に含ませるくらい深く吸わせます。上下唇が外側にめくれているのがよい飲み方です。

指でママの乳首を押さえ、赤ちゃんの鼻とおっぱいの間に隙間を作ることで、うまく呼吸ができるようにします。

5~10分くらいで反対側のおっぱいに抱きかえます。

飲み終わったらほっぺをちょんちょんとつついたり、口と乳首の間に隙間を作ってあげたりしておっぱいから離します。

赤ちゃんのお腹がママの胸あたりに来るようにたて抱きにし、背中をトントンと軽くたたくか、下から上へさすってげっぷを出します。


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抱き方の工夫

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母乳が作られる乳腺は、乳首を中心に放射線状に延びています。そこで、抱き方に変化をつけ、赤ちゃんが吸う乳首の位置を変えて乳腺全体を刺激すると、まんべんなく母乳が出るようになります。

横抱き
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横抱き

ママのひじの上に頭をのせるような感じで抱っこします。
赤ちゃんのおへそととママのおへそを向かい合わせるように。クッションなどで赤ちゃんの高さを調節すると手が疲れません。


フットボール抱き
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フットボール抱き

赤ちゃんを脇に抱えるように抱き、頭とお尻にクッションなどを当てて高さを調節して、抱えている腕の方のおっぱいを吸わせます。


縦抱き
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縦抱き

ママの足に赤ちゃんをまたがらせるように座らせ、向かい合わせに抱っこします。首をしっかり支えましょう。


添え乳
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添え乳

赤ちゃんの背中にバスタオルを巻いたものなどを置いて安定させます。そのまま寝られるので、夜中の授乳が頻繁な頃はママも少しラクです。


ひとことアドバイス

搾乳する場合
乳頭の下に清潔なコップを置き、親指と他の指を使って、乳輪を押さえたり離したりしながらしぼります。冷蔵庫なら3日、冷凍庫なら3ヶ月保存が可能です。
保存した母乳を飲ませる時は必ず湯せんで温めてください。電子レンジや直火を使うと、ビタミンや免疫が壊れてしまいます。一度解凍した母乳は再冷凍しないでください。
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