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ママのカラダ
産後の心配ごと[手足]

> 夜中に目が覚めると、手がしびれていることがよくあります。
> 出産以来、肩こりがひどいです。
> 手を動かすと手首に痛みが走ります。
> 妊娠中、手足がむくみがちでしたが、産後もむくみがとれません。
> 膝が痛みます。


夜中に目が覚めると、手がしびれていることがよくあります。
産後のホルモンの影響などで体がむくむと、夜中や明け方に手足のしびれを起こし、手根管症候群やリウマチになることがあります。むくみによって手首、足首のリンパ腺が圧迫され、しびれてくるのです。
対策として、塩分を控え、たくさん水を飲み、マッサージするなどしてむくみをとることに努めましょう。このような対策で症状が緩和し、血圧も正常ならば、腎臓に異常がないと思われますが、産褥期が過ぎてもしびれが続くようなら、お医者さんに診察してもらいましょう。
腕の痛みや、起きがけに手のしびれを訴える人は、頚椎ヘルニアの危険性もありますので、この場合もお医者さんに相談しましょう。
出産以来、肩こりがひどいです。
腕を下げているだけでも、首から肩につながる筋肉には、体重の約10%の負荷がかかります。育児中のママは、赤ちゃんを抱き上げたりおぶったりするので、肩こりになりやすいのです。
肩を上下させる、肩関節を回す、お風呂でシャワーを肩に当てるなどして血行を良くすると、こりがやわらぎます。また、簡単な体操をして、肩の筋肉を丈夫にすることも効果的。
手を動かすと手首に痛みが走ります。
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)は、出産をすれば自然に治っていくといわれますが、出産後もしばらく高血圧、蛋白尿、頭痛やむくみなどの症状で、苦労をする人も少なくありません。
もし、妊娠中に妊娠高血圧症候群と判断され、後遺症で高血圧やむくみが続いているならば、一日も早く治療しましょう。そのまま放置すると、慢性腎盂炎になる可能性もあります。産後1ヶ月健診で検査しますが、それより前から足のむくみがひどい場合には、産院で診てもらった方がよいでしょう。
また、育児や家事などによる疲れのため、足がむくむ場合もあります。充分に休息をとり、高めのところに足を載せて寝るようにしましょう。
膝が痛みます。
産後の女性は、妊娠中の体重増加の影響や、筋肉の弱まりにより、関節に過度の負担がかかると、変形性関節症になることがあります。膝の筋肉は、階段を昇り降りする際にショックを吸収・分散する役割があり、若くても運動不足が続くと、すぐに衰えてしまうのです。
解消法は、仰向けに寝て自転車をこぐ動作をしたり、プールでの水中ウォーキングなど、膝に負担がかからないような運動をすることです。慣れてきたら、軽いジョギングなどに移行してもよいでしょう。但し、本格的に運動をするのは1ヶ月健診以降にしましょう。
おっぱいが足りないようで、30分も経たないうちに欲しがって泣きます。
原因として考えられるのは、ストレスと、授乳回数の減少など。
母乳は、乳頭に刺激が与えられると、ホルモンが分泌され、乳汁が作り出される仕組みになっています。たとえ出なくても、産後2週間で赤ちゃんによく吸わせることが、おっぱいをよく出るようにするコツです。
大脳皮質から送られる刺激も大きく影響するので、ストレスや悩みがあると、母乳を抑制してしまいます。音楽を聴くなどして、気分転換をはかるように心がけましょう。
また、片方のおっぱいの出だけが悪い場合、出のよくない方のおっぱいから吸わせてみましょう。そして片方を3~5分吸わせたら、もう片方を3~5分というように、左右を小刻みに変えて授乳すると、改善されることがあります。
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