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コミュニケーション[子育てエッセイ]
1才10〜11ヶ月

子どもの力を引き出すには

子どもは無限の可能性を秘めている、と言われています。子どもの才能や可能性を引き出してあげたい、と思われるご両親も多いでしょう。反対に、才能なんて・・・普通の平凡な子どもでいい、と思われる方もあるかもしれませんが、子どもは本来、それぞれ自分にしかない力を秘めているものです。
では、どうしたらその可能性を引き出してあげられるのでしょうか?
ポイントは二つあります。


子どもの興味は日常の繰り返しの中から

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一つは、環境です。
パパやママが大好きでよくやっている事には、自然と関心を持ち、知らず知らずのうちに身につけていきます。これまでも繰り返しお伝えしている通り、子どもたちは身の回りで繰り返されることを吸収していく力を持っているのです。もしも将来、子ども自身が選ぶものがご両親の好きなこととは全く違ったとしても、何かを好きになる気持ちや何かに取り組む姿勢は伝わっているでしょう。

ただ、伝わるのはご自身が「好き」と意識していることばかりではなく、「日常で繰り返されるすべてのこと」ですので、パパもママも今一度ご自身の暮らし方を見直していく時かもしれません。
そして、いろいろな物や本物にもどんどん触れていく機会を持ちましょう。子どもが何かに興味を持つきっかけは、どこにあるかわかりません。


ありのままの気持ちを認めてあげる

そしてもう一つは、こちらの方がより重要なことですが、発露する心を認められることです。
「発露」。難しい言葉ですが、辞書には「その人の気持ちなどが自然に態度、行動に現れること」とあります。毎日の暮らしの中で、子どもたちは自然に自分の心を行動や態度で現しているわけです。そのありのままの気持ちを認められる事で、機嫌のいい時から、どうしようもなく反抗的でわがままな時まで、振幅のある心を持つありのままの自分でいいのだと感じることができ、自分の内にある才能までも、伸び伸びと外に出していく事ができるのです。
「認める」とは、子どもの要望をそのまま受け入れる事ではなく、「あなたの気持ちはわかった」と、気持ちを受け入れる事です。今は反抗する事で自我を確認していますが、じきに反抗しなくても自分の気持ちに気づけるようになります。その時に出てくるものが豊かな個性であり、才能なのです。

持てる力を引き出して、すくすく育てる。引き出すとは、引っ張りだす事ではなく出てくるのを邪魔しないことであり、伸びていく力を摘まないことなのです。まるで、植物の発芽のように、環境を整えて見守ることなのです。
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