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子どもの健康
皮膚[カンジダ性皮膚炎]

起こりやすい時期 : 0ヶ月〜

カビの一種のカンジダ菌が異常に増えて起こる皮膚の病気です。カンジダ菌は、健康な人の皮膚や便の中にごく普通にみられる菌で、ふだんは病気を起こしません。しかし、赤ちゃんのおむつの中や背中・腋の下など、温かくて湿りけのある部分の皮膚が汚れると、カンジダ菌が増えて、あせもやおむつかぶれのような赤いブツブツやただれができます。
おむつかぶれと症状がよく似ていますが、カンジダ皮膚炎は、おむつかぶれと違って、皮膚のひだの奥までみられるのが特徴です。
カビの一種なので、梅雨時期から初夏にかけてよくみられる皮膚病です。


原因
便の中にいるカンジダ菌が皮膚の弱い赤ちゃんのお尻について、炎症を起こすことが原因です。


症状
主な症状
股やお尻の部分が赤くただれる
背中やわきの下の赤いただれ
うみをもった白い小さなブツブツ
ただれた部分のはしから皮がむける
しわの奥まで赤くただれる


症状はおむつかぶれやあせもとよく似ていて、股やおしりなどの皮膚がこすれやすいところが鮮やかな赤い色にただれてきます。ただ、おむつかぶれと違う点は、カンジダ性皮膚炎はよく見ると、赤く炎症を起こした部分の周囲にうみを持った小さなブツブツができ、炎症の周囲の皮がはしからむけていきます。
また、おむつかぶれはシワの奥にはできませんが、カンジダ性皮膚炎はシワの奥まで赤くなるのが特徴です。


治療・対処法
イメージ
基本は清潔と乾燥です。おむつのこまめな交換と通気性のよいおむつカバーを使うことも肝心です。入浴はよく汗をかく部位や、股やお尻のしわの部分は特にきれいにせっけんで洗い流し、タオルでやさしく軽くポンポンとたたくようにして乾燥させてあげましょう。

股のくびれの部分が赤くただれていなければおむつかぶれ、赤くなっていたらカンジダの疑いが強いとみてよいでしょう。医者から処方された抗真菌剤の塗り薬を塗ります。毎日きちんと塗れば、1~2週間でよくなるでしょう。
もし下痢をしているときは、特におしりを清潔に保ち、下痢止めで下痢を早く止めることも大切です。

おむつかぶれの症状と酷似していますが、治療法はまったく違います。おむつかぶれの時に処方された薬を塗ると(主にステロイド軟膏)、カンジダ菌をより繁殖させやすくしてしまうため、逆効果です。必ずカンジダ菌対策である抗真菌剤の塗り薬を塗りましょう。

カンジダ症は外陰部、膣粘膜のカンジダ症です。母親がこれを持っていると、新生児が産道感染して、「先天性皮膚カンジダ症」を起こしやすいので、最近は問題とされています。
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