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妊娠中のトラブル
妊娠初期[貧血]

妊娠中、ほとんどのママが悩まされるのが、貧血。今まで全く貧血症状がなかった人でも、妊娠中は貧血になりがちです。もともと貧血気味の人は、さらに症状が悪化します。これが進行して、貧血のままお産になると、トラブルの原因となります。
たとえば、分娩時の出血が多かった場合、それ以前に貧血と診断されている人は、早めに輸血をしなければならないこともあります。それほど妊娠中の貧血は母体の影響が大きいことを知っておきましょう。
貧血には主だった自覚症状がありません。妊娠している10ヶ月の間、2~3回の貧血検査があるはずですから、検査結果などを踏まえて充分注意することが必要でしょう。


原因
貧血の原因は、赤ちゃんがお腹の中で自分の血液を作り始めるから。さらに、ママ自身の体も大きくなり、自分自身に必要な血液の量が増えるので、ママは「2人分+α」の鉄分を体内に準備しなければなりません。


症状
主な症状
めまい
動悸
指先の冷え
倦怠感


鉄分は赤血球を作ります。妊娠中は、通常の1.5倍ほどの血液が体の中を流れますが、充分な鉄分が取れていなければ赤血球が足りなくなり、血液は水で薄めたような状態(水血症)に。そこで貧血症状が現れるわけです。
鉄分は、酸素を体の中に運ぶ働きもしています。そのため鉄分が不足すると、酸素不足からくるめまい、動悸、指先の冷え、倦怠感などの症状が出てくることもあります。
但し、こういった貧血状態は、お腹の赤ちゃんにはあまり影響がないといわれています。赤ちゃんは、胎盤を通してママよりも優先的に鉄分を吸収しますので、妊娠中の貧血は、母体に問題が出てきます。


治療・対処法
貧血
貧血は痛みなどの自覚症状がないので、なかなか自分では気をつけにくいもの。
鉄分は多すぎるくらい摂取するように努力しましょう。

食べ物から取りにくい場合は、産院で相談してみるのも手です。鉄材を処方してくれる産院も。鉄剤はくせがあるので飲みにくいかもしれませんが、その場合は、別の鉄剤に変えたり、注射で補う方法もあります。
また、カフェインは鉄分の吸収率を低下させるので、コーヒー・紅茶・緑茶などには注意が必要です。お茶を飲む場合は麦茶にしたり、コーヒー好きな方には、カフェインレスのたんぽぽ珈琲がオススメ!

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